ヒプナゴジア

2018年1月23日 日常
ヒプナゴジア
ヒプナゴジア
ヒプナゴジア
22日はお休み。
天気予報が午後から雪のマークだったから、雪の落ちてくる露天風呂に行こうかなとか、布団を窓の近くに寄せて雪を見ながら寝ようかなと思いながら、ネットを見てたらお昼には雪が降ってきた。
東京はこの冬初めての雪。くもった窓を見ながら暖かい部屋でぬくぬくしてるのは幸せだなと、ちょっと毛布に包まって横になった途端にぐっすり。
ずっと夢を見ていて目が覚めたら真夜中で雪は降り終えていた。

夢の中で、すごく幸せな気持ちだった。
最近定番の夢、母親や親しかった友だちが出てきて、毎回、楽しく話している。母親は30代くらい、生きてるのか不安になり抱きついたら、温かいと思った時に夢だと気が付いた。
最近、こういう夢を見ても辛くは無くなった。
いさかいや喧嘩のこともすっかり打ち解けて、みんな幸せだった時の年齢であらわれる。
もうこの世にいないはずと気が付いたときに目が覚める。
夢の中で夢だと気が付いている明晰夢というのがあるけど、夢だと気が付いて目が覚めるのは明晰夢ではないのかもしれない。

眠る直前や、起きる前後に光や音を感じることをヒプナゴジアというらしい。
最近は夢から覚める時に温度を感じてることが多い。
それもすべて温かさ。暖かい、もしくは温かいと思って夢から覚める。
体温だったり、お風呂だったり、色々だけど、目覚めが悪いわけじゃ無い。
目が覚めてさみしくはあるけど辛くはない。
きっと毛布のせいかなと思う。

ベランダの植物たち、雪で寒かったかなと思いながら窓を開ける。
ミニバラもワイルドベリーも小さな花をつけてる。ちょっと貧弱だけど花の形を見てると、ともに桜の仲間だなあと思う。

星の王子さまが自分の育てているバラが特別じゃないと気が付いたときに出会ったキツネの言葉。
「ぼくにとって、きみは大勢の中のひとりの男の子でしかない。きみにとってもぼくは大勢のきつねと区別がつかない一匹のきつねだから。
でも、きみがぼくを飼いならしてくれたら、ぼくたちはお互いになくてはならない者同士になり、きみはぼくにとってこの世でたったひとりの男の子になって、ぼくはきみにとってこの世でたった一匹のきつねになる」
そこで王子さまは自分の星のバラを思い出す。

どんな花も好きだけど、自分がいつも水をあげて見ている花は、他の人には伝えられない愛しさがある。

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