ハッピー・ゴー・ラッキー 追憶
ハッピー・ゴー・ラッキー 追憶
祭の時期になると喧騒を避けて音が聞こえない場所に行くようになったのはいつからだろう。
これからお祭が続く。神田祭も終わり先週末は三社祭。

お祭というと思い出すのがハッピー・ゴー・ラッキーの「追憶」。
深夜放送全盛期の小ヒット。
キャニオンなのでオールナイトニッポンでよく流れていた。
荒俣宏の大好きな曲だという。

嫁にいく娘を送り、帰った町には、夏祭りの騒めき待っていた
角の風船売りや見世物小屋には楽しさだけ抱いてる人がいた
思いきれない恋に泣いているぼくなのに
白い綿菓子食べて無理して笑って 暗い森にひとりではいっていった

騒めきと寂しさ、白い綿菓子に暗い森、対比がきれいに描かれてる。
歌詞は阿久悠。曲は元ハニーナイツの葵まさひこ。ともに故人。

天井桟敷の人々のラストで謝肉祭の喧騒が描かれているけれど、祭に描かれる寂しさは、より孤独感を浮き立たせるように感じる。


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