親がボケる前に

2016年6月30日 日常
親がボケる前に
親がボケる前に
親がボケる前に
最近、親がボケてきた。若いころからボケてた部分もあったけど物忘れが多くなり、過去の出来事がなかったことになってる。

数年前から会いにいくたびに気がかりだった昔の話をした。ボケる前に聞いておかないとと思うことも多かったけど、都合よく忘れてることも多くて思い出してくれない。
ずっと意地悪されていた継母に対しても、いいお母さんだったと言って、お前も子供の頃にかわいがってもらったと言ってたけど、そんな記憶いっさいない。
遊びに行っても他の孫たちに比べて態度が違った。母親だけが先妻の子供だったからだと後でわかったけど、よい思いでもかわいがってもらったこともない。

若いころに再婚話があったらしいけど、あちらに高校生の子がいたのでお前がぐれると思って再婚しなかったし、好きな人がいたけど嫌がるだろうと思って別れたと言っていた。
親は子供の幸せが一番とかいうけど、子供にとって親のそういうところが重荷になって、大人になっても自分が悪いことをしたのかと思わせられてしまう。兄弟か姉妹ができていたらどうだったろう。
一夫多妻制の国みたいに離婚せずに、どんどん後妻をもらって大家族で暮らすのはどうだろう。
親に置いて行かれていつもひとりだった子供時代、友だちもいなくて近所の犬や猫と遊んでいた。そんな時間が不幸だったとは思っていない。

友人の両親は家庭内離婚で父親は愛人のところへ入りびたりだったけど、友人が大人になるまでは恥ずかしい思いをさせたくないから離婚しなかったと言われたそうだ。
ずっと離婚してほしかったと友人は言っていた。

子供のことを思ったら我慢して続けていってほしいという人もいるだろうけど、そうじゃないと思う人もたくさんいる。

離婚を我慢し続けた両親に我慢してくれてうれしいと思う人は、親と同じ人生を繰り返すのかもしれない。



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