2つのいじめのニュース
ネットで2つのいじめのニュースを見ていた。

岩手県矢巾町で5日午後7時半頃、同県紫波郡の中学2年の村松亮君(13)が、JR東北線矢幅駅に進入してきた普通電車の前に飛び込み死亡する事故があり、生徒が担任と交換するノートに、いじめを受け「死にたい」と自殺をほのめかす記述が見つかった。

4月16日と23日、佐野市内の市立小学校の児童2人の母親が相次いで自殺した。
児童2人は学校でいじめを受け不登校になった。2人の母親が「やめてほしい」などと、別の児童の母親に改善を促すうち、母親達の間で孤立するようになった。自殺直前には、他の児童の母親から「母親失格だ」などと厳しく言われ、家族に悩みを打ち明けていたという。

ネットを見てるといじめた当事者特定が盛んに行われていて、いじめたとされる人の実名があげられていたけど、どちらも狭い地域の密度の高いコミュニティゆえの閉鎖性のせいか、子供たちがいじめられた理由はわからなかった。
村松亮君は姉も同じようにいじめられていて転校していた。
佐野市の2人は先生の子供がいじめる側で、いじめられた子の親に飛び火して親たちが自殺したという話もでていた。

自殺のニュースを見るたびに、なぜ彼らはいじめられたかの原因が知りたくなる。自殺にまで追い込まれたのはどんな理由なんだろうと。
それを報道してしまうと自殺した人たちを非難した人の声まで伝えてしまい、いじめられて当然なのかもと思わせてしまうことにもなりかねない。

どんなに時間が流れてもいじめがなくなることはありえない。
子供がいじめられるのを止めさせようとしていたのに、その子供をを置いて死んでしまうなんて、どれだけ追い詰められたのだろう。
おばあさんが心配でといじめられていた岩手に戻ったのに、そのおばあさんを残して電車に飛び込んでしまった村松亮君の4月15日のノート。

なにかの夢をみたようです。誰一人いない世界に
一人ぼっちになったようなかんじでした。

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