食べ終えたタマネギが大きくなった

今年亡くなった安西水丸さんのエッセイで「動物より植物に愛情を感じる」という話があったのを時々思い出す。
植物は水や肥料をあげて温度管理をすれば元気に育つとは限らない。その土地、風などの相性もあると思うけど、人との相性もあると思う。

植物とは相性がいいほうだと思うけど、どうしても育たないのが「幸福の木」「金のなる木」。植物が好きな友人になんどかもらったけど、毎回枯れてしまう。友人が増えたと、又もってきてくれる。そして又枯れる。
逆に、友人は自分なら放っておいても増え続けるオリヅルランやアマリリスと相性が良くないみたいで、増えたらあげてを繰り返したけど、友人は毎回枯らしてしまう。もう、お互いに育てるのは止めてるけど相性かなと思う。

最近、ずっと増え続けてるのが料理したあとの野菜類。にんじんや大根がヘタで増えるのが知られてるけど、キャベツやレタスも残った芯から葉が出て、ジャガイモも芽が伸びてくる。
でも一番すごいと思うのはタマネギ。料理を終えたあとに残った芯の部分を水につけると根が出てくる。それを土に乗せて大きくなってきたら鉢に植えると芽が伸びて大きさはプチオニオンだけどいちおうタマネギの形になってる。
人間以外の動物には毒性のあるタマネギだけど大好き。愛しいなあと思う。