ブルージャスミン
ブルージャスミン
ブルージャスミン
試写会が当たってウディアレンの「ブルージャスミン」を見てきた。
彼特有の皮肉は少し抑え気味だったけど街の映し方は彼ならでは。夢野久作の「少女地獄」のような主人公が痛々しい。

ケイトブランシェットが上流階級から落ちていく女性を演じてアカデミー賞をはじめ、いろいろな女優賞を受賞している。
ジャネットと言う名前を平凡だからとジャスミンと変えるあたり、バーバラをバーブラに変えたストライサンドみたい。
妹役のサリーホーキンスしかり、やはり女優が生き生きと描かれてる。

ジャズミンが、もう一度幸せになれるかと期待してしまう男性をピーターサースガードが演じてる。色々な映画で見るたびに気になってしまう。
彼はマギージレンホールのご主人。この夫婦とても良いなあと思う。

生きていくってたやすくはないなあと思いながら街を歩いていたら、電気店の前で店員さんが深く頭を下げて、お客さんらしい人に対応していた。何人かの店員さんが困った顔でそばにいた。通り過ぎる人もなんだろうと思いながら見ていた。

マクドナルドが「ピクルス多目」にできると言うのをきいたので試しに頼んでみた。
注文して「ピクルス多目で」というと、次から「ピクルス多目のハンバーガーと注文してください」と注意された。
スピードを売りにしているだけあって、ほんの数秒も問題らしい。気をつけないと。

ハンバーガーを買って帰る途中、先ほどの店員さんがまだ頭を下げていた。
かつて大勢の人を殺して逃げ回った男が店の脇の道で取り押さえられた。
この街は明るい、そして混沌としてる。

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