3月の終わり四月の初め
3月の終わり四月の初め
3月の終わり四月の初め
桜の季節もそろそろ終わり。
季節の変わり目は見慣れている街が知らない街に見えてくる。
初めて訪れる場所のようなワクワク感は無いのだけど、知らない場所にポーンと放り出されたような不思議な感覚を覚えて立ち止まることがある。
年をとるということは毎日、新しい初めての日を迎えるということだと思うといいかなと思う。

「細雪」の姉妹が通った丸善。小説の時代にも通りの桜はあったのだろうか。
伊東忠太の日本橋。欄干の動物たち通り過ぎた時代。それを見ていた今はいない人々。
人は死んで後の世代に舞台を譲る。どんな舞台でも終われば同じ。後悔してもいいから好きなように生きて、生きているのを感じていたい。
自分が生きていた痕跡を何も残したくないし、逝くときは何もなかったように消えられたら幸せだろうと思う。

近所の銭湯でじゃばら湯というイベントをやっていた。
邪を払うにかけてじゃばらというので縁起物みたい。
3月の終わり。深夜12時過ぎ。じゃばらの香りのお湯につかって4月を感じる。のんびり(^^;)

照子は大丈夫そうなので入院拒否。たっきゅは元気そう。由緒美は仕事が決まった。それだけで幸せだと思いながら湯につかる。

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