線路の音
線路の音
線路の音
子どもの頃、近くに線路があって静かな夜は電車の音が聞こえた。
嫌なことがあると、夜の操車場で停車してる貨物列車の車掌車にこっそり入って眠った。朝、貨車が連結される音で急いで降りたことも何度もあった。
子どもの頃は嫌なこと辛いことばかりだった気がする。楽しかった記憶は一人でいることと動物と遊んでいたことばかり。それが懐かしい。

28日午前5時、東京都品川区西大井5のJR横須賀線の線路で品川区居住の小学6年の女児(12)が貨物列車にひかれ搬送先の病院で死亡した。女児は線路に横たわっていて、自宅に両親にあてて「ありがとう」というメモが残されていた。
 
気になって「線路で横たわる」を検索していたら色々出てきた。

埼玉県春日部市の東武野田線で男性が大宮発柏行き普通電車にはねられ、その場で死亡が確認された。 死亡したのは春日部市内に住む男子大学生(21)。運転士が線路上にうつぶせに横たわっている男性に気付き、非常ブレーキをかけたが間に合わなかったという。

和歌山市有本のJR阪和線の線路内で、同市有本の無職女性(84)が天王寺発紀伊田辺行きの4両編成阪和線下り快速にひかれ死亡した。和歌山東署によると女性は線路内に仰向けに寝ていたという。

徳島県三好市井川町でJR徳島線の列車に三好市の男性(39)がはねられ全身を強く打って死亡した。JR四国によると線路上に横になっている男性を運転士が発見し非常ブレーキをかけたが間にあわなかった。

ニュースの記事を読みながら「ミツバチのささやき」で、アナが線路の音に耳傾けていて耳を離したあとに汽車が通り過ぎるシーンを思い出していた。
死の匂いを漂わせていて淋しさを感じる映画なのに、どこか甘美に思えてしまう。

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