チベット首相 僧侶自殺の実態調査を米に要請
チベット首相 僧侶自殺の実態調査を米に要請
チベット首相 僧侶自殺の実態調査を米に要請
訪米したチベット亡命政府のセンゲ首相は2日、ワシントンで記者会見し中国四川省アバ・チベット族チャン族自治州で相次ぐ僧侶の焼身自殺について、実態調査実現へ対中圧力行使を米政府に求める考えを示した。
中国当局の抑圧に抗議する僧侶らがチベット解放を訴えて焼身自殺に走っていると指摘。亡命政府は抗議行動を奨励していないと断りつつ、「こうした絶望や悲劇がチベットの現実だ」と述べ、抑圧された人々と結束していきたいとの考えを表明した。

今年に入ってチベット僧が自殺を図ったのは10人を超え半数が亡くなっている。
自殺を罪とみなすキリスト教の国アメリカに、このような訴えをするというのは興味深い。

「何故中国はチベットを独立させないか」とググると山ほどヒット。
「何故チベットは中国から独立したいか」とググるとヒットが少ない。

物事を両面から見ると興味深いことがたくさん出てくる。

中国政府はチベット自治区に対し抑圧しているだけでなく様々な援助もしている。福祉の行き届かなかった場所を支援したり鉄道を開通したり、日本からも観光客がチベットへ旅行しやすくなったのも中国政府が道を開き整備したから。

その反面、弾圧は後を絶たず、ダライラマに次ぐチベット仏教の高位活仏パンチェンラマ10世が逝去したあと、11世として認定され6歳の少年をを両親と共に拉致したのも中国政府の仕業。

宗教問題、資源の問題、国境問題など、当事者じゃなくてもわからないこと、当事者でもわからなくなっていることが多いのかも。

ダライラマは、「チベット自治区は中華人民共和国の一部であり、あくまでも高度な自治を求めているのであってチベット独立の考えはない」と表明している。

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