ミーバの空

2011年8月15日 日常
ミーバの空
ミーバの空
ミーバの空
お昼休み。ひとりで運河のところでパンを食べることが多い。
冬はユリカモメが寄ってくるけど、いまはスズメがくる。
石段に腰を下ろしたとたんに降りてきてチュチュチュンと鳴きだす。
「えさーくれー」って言っているのかな、こっちが適当にチュチュチュン(パンやるから待って)と真似をすると、応えるようにチュチュチュン(早くしろー)となく。
もういちどチュチュチュンというとチュチュチュン、きりがない。
スズメには通じているのかな。

スズメにパンをあげながら深呼吸。意味もなく生きていて良かった、神様ありがとうと空を見上げる。
生きていて良かったと思うのは、それまでに死んじゃおうかなと何度も思ったから感じることかもしれない。

空には白い雲がぽっかり。なんとなく空に穴が開いているよう。
空の裂け目から別世界がのぞいているような気がした。見ているうちに雲はどんどん形を変えて人の横顔になった。
鉄腕アトムにでてくるミーバみたいだった。

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