秋田・長男殺害:裁判員裁判 「執拗で残酷」
秋田・長男殺害:裁判員裁判 「執拗で残酷」
同居する長男(当時50歳)を金属バットで殴って殺害したとして殺人罪に問われた秋田市千秋中島町、田口脩吉被告(79)の判決公判で懲役7年(求刑同10年)が言い渡された。
長男の遺体は金属バッドで執拗に滅多打ちされていた。
退職後、長男と食事をともにすることはあっても、会話はほとんどなかく、不仲の妻とは会話はもちろん、食事をいっしょにすることもほとんどなかった。
会社に40年間勤めて、楽しかった想い出は社内旅行と答えた。
殺害未遂のあと、妻は長男に「お父さんを許してね」と話した。長男は「何でもない」と応じたという。

親殺し、子殺し、今に始まったことはない。
最近でも名古屋市中区で6カ月の長女をベッドから落とし死亡させた母親が逮捕されたり、仙台市宮城野区で89歳の男性が、普段から暴力を振るわれてきた妻(85)に我慢できなくなり首を絞めて殺害したりしたニュースがあった。

これからの長い人生を思い犯行にいたることもあれば、人生の残りが見えてきて犯行にいたる場合もある。

今年もアマリリスが大輪の花を咲かせた。
友達が恋人の愛人からもらったと怒り狂って球根を切りきざもうとしていたものを引き取ってきて10年以上。殺すの殺されるのと包丁を振り回して、そのたびに止めていたけど、「そんな相手見限ればいいのに」と言って怒らせてしまい疎遠になり、今は何をしているのかもわからないけど新しい恋人ができて幸せらしい。

毎年きれいに咲く花を見ながら、なんのために生きているか考えるだけ無駄なのかと思う。楽しく生きないとね。

照子は生活保護を受けてひとりでアパート暮らし。1日中テレビを見ている。
由緒美は照子の顔も見たくないし会う気もない。死ぬのを待っているように見える。
六は由緒美が生まれてすぐ離婚しないと赤ん坊(妹)を殺すと出て行った。
3歳だった自分は父親をとるか母親をとるか選べと言われたけど選べなくて笑っていた。

照子は、ずっと働きずくめだったけど、なぜか借金を続けていた。
社会人になって、昼も働き夜もはバイトで返したけど、気が付くと、こちらの給料を見越して再び借金をしている。
パチンコやギャンブル、飲み代、「子供に家を出られてひとりでさみしかった」というけど、どこで借金をしたかも教えずに20年以上。
由緒美はDVの一夫さんとごたごたで照子の借金どころじゃないのに、借金取りは由緒美の子供の小学校に来る。

CDやら本を売って売るものがない自分は、自分に生命保険をかけて自殺しようかと思ったことがある。
20代のころ「売るものもない」と照子に言うと「どうにかしてよ!」
自分の借金のために稼げなんて言う照子にばからしくなった。
あきれて笑い話にしたら、同僚が心配して100万円で殺してくれる人を知っていると言ってきて、ますます笑い話になった。

家族殺しのニュースに不思議なくらい引き寄せられるのは、そんな理由なのかもしれない。



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