福島第一原発はレベル5
2011年3月19日 時事ニュース
東京が物不足になった。乾電池やマスクなどは被災地に送るために品薄になるのはわかるけれど、ガソリンはもとより、スーパーやコンビニからパンや牛乳などが買えなくなってきたのには危機感をあおられる。
原子力安全・保安院は18日、福島第一原発1~3号機の事故について、事態の深刻さを示す国際原子力事象評価尺度(INES)の暫定評価を、米国スリーマイル島の2号炉の原発事故と並ぶ「レベル5」に、同4号機は「レベル3」なったと発表した。
今回の原発事故はスリーマイル島と並ぶ「レベル5」危機の隣に「レベル3」の危機まで重なっている。
さらに読売のニュースによると、1号機から6号機までの建屋内の使用済核燃料の本数。1号機は292本、2号機は587本、「一番深刻」な3号機は514本、4号機1331本、5号機946本、6号機876本。合計は4546本で、6基の貯蔵プールとは別に、6400本の使用済核燃料を貯蔵した共用プールがあるのが確認されたという。東電が政府がどこまで隠しているのか不信感がぬぐえない。
18日に東電常務が福島第一原発「廃炉」を検討ということだけど、どのくらいの範囲で人が住むことができなくなっているのだろう。。
16日の菅首相の「福島原発が最悪の事態になったときは東日本がつぶれることも想定しなければならない」という言葉が大げさには思えなくなってくる。
日本政府は「原発から半径20キロ圏内からの避難、30キロ圏内の屋内待機をすれば問題はない」と指示しているけれど、在日米大使館は米国民には80キロ圏内からの避難を勧告している。
大勢の人が危機感から避難しているのに、デマにまどわされないでくださいといって阻止しようとするのは酷という気がする。
レイモンド・ブリッグズの「風が吹くとき」という美しく残酷な絵本がある。
ストーリーは田舎で静かな生活をおくっている老夫婦が、核ミサイルの発射された世界でシェルターに逃げ込んだけれど放射能がじわじわと2人を蝕んでいくというショッキングな内容。
日本にも赤い森のような場所ができてしまうのだろうか。
そんなことは杞憂に違いない、きっと大丈夫。そう思っている。
でも、「風が吹くとき」のふたりのように、そんな現状が信じられないから、そう思おうとしているのかもしれない。
原子力安全・保安院は18日、福島第一原発1~3号機の事故について、事態の深刻さを示す国際原子力事象評価尺度(INES)の暫定評価を、米国スリーマイル島の2号炉の原発事故と並ぶ「レベル5」に、同4号機は「レベル3」なったと発表した。
今回の原発事故はスリーマイル島と並ぶ「レベル5」危機の隣に「レベル3」の危機まで重なっている。
さらに読売のニュースによると、1号機から6号機までの建屋内の使用済核燃料の本数。1号機は292本、2号機は587本、「一番深刻」な3号機は514本、4号機1331本、5号機946本、6号機876本。合計は4546本で、6基の貯蔵プールとは別に、6400本の使用済核燃料を貯蔵した共用プールがあるのが確認されたという。東電が政府がどこまで隠しているのか不信感がぬぐえない。
18日に東電常務が福島第一原発「廃炉」を検討ということだけど、どのくらいの範囲で人が住むことができなくなっているのだろう。。
16日の菅首相の「福島原発が最悪の事態になったときは東日本がつぶれることも想定しなければならない」という言葉が大げさには思えなくなってくる。
日本政府は「原発から半径20キロ圏内からの避難、30キロ圏内の屋内待機をすれば問題はない」と指示しているけれど、在日米大使館は米国民には80キロ圏内からの避難を勧告している。
大勢の人が危機感から避難しているのに、デマにまどわされないでくださいといって阻止しようとするのは酷という気がする。
レイモンド・ブリッグズの「風が吹くとき」という美しく残酷な絵本がある。
ストーリーは田舎で静かな生活をおくっている老夫婦が、核ミサイルの発射された世界でシェルターに逃げ込んだけれど放射能がじわじわと2人を蝕んでいくというショッキングな内容。
日本にも赤い森のような場所ができてしまうのだろうか。
そんなことは杞憂に違いない、きっと大丈夫。そう思っている。
でも、「風が吹くとき」のふたりのように、そんな現状が信じられないから、そう思おうとしているのかもしれない。
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