1Q84 ひとりぼっちではあるけれど孤独ではない
2010年7月11日 読書
以前、村上春樹の大ファンの人たち何人かに、「春樹の小説の白眉は『ノルウェーの森』だ」と言われた。
「春樹の小説は大好きだけど『ノルウェーの森』の面白さはいまいちわからない」と言ったことに対してのこと。
「1Q84」を読んでいたら「ノルウェーの森」と似ているような気がしたので思い出した。内容じゃなくて雰囲気が似てる。
自分的に長編は「羊」「ワンダーランド」「ダンス」がベスト。
「1Q84」未読でこれから読もうと思っている人は、この先ネタばれです。
ラストで天吾と青豆が、やっと出会ってお互いの孤独をわかちあうのだけど、この2人の孤独が伝わってこない。
3巻で「ひとりぼっちではあるけれど孤独ではない」という青豆の言葉が出てくる。言葉遊びのようだけど、孤独ではないという青豆にあっていると思う。
都会の雑踏の中を歩いていたり山歩きをしているときに、ひとりで孤独だけどさみしくないと思うことはある。
小説を読んだり映画を見ているときに言いようのないシンパシーを感じてさみしくないのは孤独に慣れてしまっただけなのかと感じ、そこに惹かれてしまうことも多かったりする。
そういう場合に登場人物には幸せになってほしいと感情移入してしまうのかもしれない。
「1Q84」には、そんな孤独が感じられなかった分、ページをめくりやすかった。
面白いけど図書館で借りて読む本だと思った。
「春樹の小説は大好きだけど『ノルウェーの森』の面白さはいまいちわからない」と言ったことに対してのこと。
「1Q84」を読んでいたら「ノルウェーの森」と似ているような気がしたので思い出した。内容じゃなくて雰囲気が似てる。
自分的に長編は「羊」「ワンダーランド」「ダンス」がベスト。
「1Q84」未読でこれから読もうと思っている人は、この先ネタばれです。
ラストで天吾と青豆が、やっと出会ってお互いの孤独をわかちあうのだけど、この2人の孤独が伝わってこない。
3巻で「ひとりぼっちではあるけれど孤独ではない」という青豆の言葉が出てくる。言葉遊びのようだけど、孤独ではないという青豆にあっていると思う。
都会の雑踏の中を歩いていたり山歩きをしているときに、ひとりで孤独だけどさみしくないと思うことはある。
小説を読んだり映画を見ているときに言いようのないシンパシーを感じてさみしくないのは孤独に慣れてしまっただけなのかと感じ、そこに惹かれてしまうことも多かったりする。
そういう場合に登場人物には幸せになってほしいと感情移入してしまうのかもしれない。
「1Q84」には、そんな孤独が感じられなかった分、ページをめくりやすかった。
面白いけど図書館で借りて読む本だと思った。
コメント