キミシニタモウナカレ
キミシニタモウナカレ
キミシニタモウナカレ
この前終了した「シャングリ・ラ」のテーマソング。
「死」が印象的なアニメだったけど、テーマソングのタイトルが「キミシニタモウナカレ」。

9月30日までアニメワンで全話無料放送なので見逃した人は必見。
『シャングリ・ラ』サイト : http://anime.biglobe.ne.jp/shangri-la/
なんとなく「カウボーイビバップ」を思い出すのは「死」のせいと、孤独でやたらパソコンに強い香凛のせいかも。

ときどき、もう逝っちゃっていいかなと思うときがある。
香山リカの本に「現代は大きな望みや野望が少ない人が多く、いまのままでこれ以上悪くなりませんようにと願っている人が多い」と書いてあった。

大島弓子の「バナナブレッドのプティング」の中でまだ生まれていない赤ちゃんが男と女、どちらに生まれたほうが生きやすいかと母親にたずねる話がある。
赤ちゃんは「生まれるのが怖い、お腹の中にいてもこんなに孤独なのに」と言う。
「まあ生まれてきてごらんなさい。最高に素晴らしいことが待ってるから」
そう答えた母親は、まだ「最高に素晴らしいこと」がおとずれたこともないのに自信たっぷりに赤ちゃんに答えている自分に気がつく。

もう逝っちゃった知り合いも何人もいるし、子供の頃に遊んだ犬や猫にも会えるのかな。これ以上嫌な未来が来るかも知れないから、その前に逝ってもいいかな、そう思ったりもするけど、何かを待っている自分もいる。

おいしい食事に興味がなくなって、行きたい場所も続きを見たい映画もTVも無くなって、新作が待ち遠しいゲームも本も無くなって、大切に集めてきたものすべてどうなってもいいかなと思って、自分がいなくなったら悲しむ人に許してもらおうと決意できたら、その時でいいかもと思う。

いつ逝ってもいいかなと思うと生きていきやすい。ときどきそんなことを考えながら元気になる。
少しブルーだけど、今のところ「パトラッシュ疲れたよ」という魔法の呪文が出てこないだけ元気なのかな。

コメント