先週、昼休みに野良猫地帯に遊びに行ったら、頬になにかがぶつかって飛んでいった。蝉キッスだった。
よく見ると野良猫テリトリーは木が多いので蝉がたくさんいる。蝉や蝶など幼虫が脱皮しているときに他の虫などに襲われて死んだりすることもままあるらしい。おまけに体力がないと脱皮途中で動けなくなり死んでしまうこともあるそうだ。
木の枝で脱皮途中で死んでいる蝉を見た。長い間、土の中にいて光を見ることもなく死んでしまう無情を思っていたら、蝉が飛んできてシャツに止まった。頬にキスしてきたのと同じ蝉なのかわからないけど、この蝉も長い時間を土の中で暮し、やっと暑い夏に出会えたんだなあと思っていたら、蝉が首や耳の後ろまで上ってきた。ちょっとくすぐったいけど動くと蝉を驚かしてしまうので木のふりをしていた。
しばらくして飛び立っていったけど、命を終えるまで往く夏を満喫するように祈った。なんか現実っぽくない出来事だった。
現実というと、ときどき怖い夢や悲しい夢を見る。それらの夢の多くは実際にありそうなことだったりするけど、何処かで夢だって分かっている。危機一髪になると夢の中で泣きじゃくり、汗をかきながら「夢よ醒めろ!」と思う。
そうするとベッドの中で寝汗をかきながら目が醒める。
現実が大変でも辛いことが多くても夢の中で起きる事よりは良いかなと思ってホッとする。
内田善美の漫画「星の時計のLiddell」の中で、辛い人生を送っている女性が「夢の中では幸せなの」と言いながら目が醒めなくなる話がある。
幸せな夢から覚めて現実に戻るのと、その逆とどちらがいいのだろう。
よく見ると野良猫テリトリーは木が多いので蝉がたくさんいる。蝉や蝶など幼虫が脱皮しているときに他の虫などに襲われて死んだりすることもままあるらしい。おまけに体力がないと脱皮途中で動けなくなり死んでしまうこともあるそうだ。
木の枝で脱皮途中で死んでいる蝉を見た。長い間、土の中にいて光を見ることもなく死んでしまう無情を思っていたら、蝉が飛んできてシャツに止まった。頬にキスしてきたのと同じ蝉なのかわからないけど、この蝉も長い時間を土の中で暮し、やっと暑い夏に出会えたんだなあと思っていたら、蝉が首や耳の後ろまで上ってきた。ちょっとくすぐったいけど動くと蝉を驚かしてしまうので木のふりをしていた。
しばらくして飛び立っていったけど、命を終えるまで往く夏を満喫するように祈った。なんか現実っぽくない出来事だった。
現実というと、ときどき怖い夢や悲しい夢を見る。それらの夢の多くは実際にありそうなことだったりするけど、何処かで夢だって分かっている。危機一髪になると夢の中で泣きじゃくり、汗をかきながら「夢よ醒めろ!」と思う。
そうするとベッドの中で寝汗をかきながら目が醒める。
現実が大変でも辛いことが多くても夢の中で起きる事よりは良いかなと思ってホッとする。
内田善美の漫画「星の時計のLiddell」の中で、辛い人生を送っている女性が「夢の中では幸せなの」と言いながら目が醒めなくなる話がある。
幸せな夢から覚めて現実に戻るのと、その逆とどちらがいいのだろう。
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