隅田川の花火

2009年7月25日 日常
隅田川の花火
夕方、階段の踊り場で花火が見えた。ここでのんびりと高見の花火見物もいいかなと思ったけど、近いんだしライブな雰囲気を味わおうかなと甚平を着て外に出た。
会場が近づくほど、縁石に座ってビールを飲んだりしてるいる人が増えてきて、また、それもいいかなと思ったけど、何処へ向かうかわからい人の流れに沿って歩くことにした。

人の波は厩橋に向かっているみたいで、橋が近づいたところで大渋滞。警察が「一方通行です立ち止まらないでください」と連呼している。
近くから花火の上がる音だけ聞こえ、ビルの窓にちらりと写る花火を見ながら待っていた。たくさんの人がいたけど不満を言う人もなく、割り込みする人も少しだけでおとなしく並んでいる。

携帯でTVの花火中継を見ている人、花火見物はそっちのけのカップル、世間話をしているお年寄り、花火の音がする度に背伸びをしている小さな子。
そんな人たちに紛れて7時過ぎから1時間以上のろのろ歩きで橋にたどり着いたのは8時頃。花火のあがるのが見えた途端、声をあげる人も潜める人も魅入っていた。
歩きながら様々な花火を見て、気がつくと8時半、最後の花火が終ると一斉に拍手がわき上がった。

穴場を探して場所を取って、というのもいいけど、ずっと歩かされて歩きながら見る花火も好きかもしれない。
大勢の知らない人たちの中でひとりでいるって気が休まる気がする。

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