梅雨明け前

2008年7月3日 日常
梅雨明け前
梅雨明け前
ソフトクリームの日で渋谷のニッセイショップでソフトクリームが100円だったので木いちごミックスを買って食べながらあるいた。
夕方の街は夏間近の不思議な空気感が漂っていて、ソフトクリームを食べながら歩くのに似合っている気がした。
子供の頃は歩き食いをしたり、街角で縁石に座って何かを飲んでいたりすると、通り過ぎる大人や規律正しい子供に白い目で見られたし親に怒られた。
大人になって人の目もはばからず歩き食い。いまは良い時代だと思う。

帰りに一風呂あびたくなって銭湯に入った。
夜のはじまる時間の銭湯。洗い場で立ち上がって舟をこぎながら鼻歌を歌っている人がいた。
見ていると体を揺すりながらたわしでゴシゴシと腕や足を洗っては、ときどき洗い場を行ったり来たりしている。
他の人たちは、体が見えなくなるマントでもかぶっている人みたいに、目も合わせず気にもせず離れた場所で体を洗っている。見えないバリヤーでもあるみたいだった。
ずっと、たわしで洗っていて痛くないかなと思っていたら、たわしを置いて、おもむろにカミソリを持ち体の毛をそりはじめた。相変らず舟をこぎながら鼻歌を歌いながら、おへそから下の毛まできれいに剃っていた。
よく見るとガラモンに似ている。ピグモンかな。
なんとなく楽しそうだなと思って見ているうちに、女湯から声がかかって脱衣所に出ていった。つごう30分くらい見てしまった。
でも何の歌を歌っていたのかは、最後まで分からなかった。

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