「せんだん」の見せた夢
2008年4月16日
いつの間にかプランターの中で育っていて、気がつくと大きくなっていた植物がいる。
何年もの間、ずっと名前がわからなかったけど、植物の名前を教えてくれるサイトで尋ねてみたら、1日も経たずに教えてくれた人がいて、「せんだん」の若木だと分かった。
毎年、暖かくなると芽を出し夏には大きく枝を広げるのに、寒くなると潔いくらい枝を落として裸木になる。
米のとぎ汁をあげながら、せんだんという名前だったのか、そっと葉の匂いをかぎなららのんびり眺めていたら眠くなってきた。
やさしい昼下がり。古い橋のそばの階段を降りていて、ずり下げていたズボンのせいで転んで何段か転げ落ちた。
大したことが無かったので、そのまま階段を戻って上ったら、前に買って忘れたままだったイチゴのパックが石段の上に置かれたままになっていた。
鳥に食べられたらしく半分以上にかじられたあとがあったので、また鳥が食べに来るだろうと置いたままにして石段でぼんやりしていた。
夕暮れの喧噪、春先の風、植物の匂い。この街が好きだなあと思ったときに目が醒めた。
なんとなく場所は名古屋みたいだった。過去になかった記憶で知らない場所なのに、とても懐かしかった。
もしかしたらせんだんの木の記憶かな。名古屋に住んでいたときに芽を出したので、種が落ちていた場所だったのかな。そんなことをぼんやり思った。
桜の花が満開。
公園や庭園などの桜も良いけど、町中の通りを飾る桜もうれしい。
近所の大通り沿いにしだれ桜が咲き誇っていた。
スーパーへの行き帰り、ちらりほらりと舞い散る桜が頭に肩に降りてくる。
マドレーヌ現象の桜版。昔のことを考えていた。
そのまま花びらが落ちないように買物をするのはむずかしい。
何年もの間、ずっと名前がわからなかったけど、植物の名前を教えてくれるサイトで尋ねてみたら、1日も経たずに教えてくれた人がいて、「せんだん」の若木だと分かった。
毎年、暖かくなると芽を出し夏には大きく枝を広げるのに、寒くなると潔いくらい枝を落として裸木になる。
米のとぎ汁をあげながら、せんだんという名前だったのか、そっと葉の匂いをかぎなららのんびり眺めていたら眠くなってきた。
やさしい昼下がり。古い橋のそばの階段を降りていて、ずり下げていたズボンのせいで転んで何段か転げ落ちた。
大したことが無かったので、そのまま階段を戻って上ったら、前に買って忘れたままだったイチゴのパックが石段の上に置かれたままになっていた。
鳥に食べられたらしく半分以上にかじられたあとがあったので、また鳥が食べに来るだろうと置いたままにして石段でぼんやりしていた。
夕暮れの喧噪、春先の風、植物の匂い。この街が好きだなあと思ったときに目が醒めた。
なんとなく場所は名古屋みたいだった。過去になかった記憶で知らない場所なのに、とても懐かしかった。
もしかしたらせんだんの木の記憶かな。名古屋に住んでいたときに芽を出したので、種が落ちていた場所だったのかな。そんなことをぼんやり思った。
桜の花が満開。
公園や庭園などの桜も良いけど、町中の通りを飾る桜もうれしい。
近所の大通り沿いにしだれ桜が咲き誇っていた。
スーパーへの行き帰り、ちらりほらりと舞い散る桜が頭に肩に降りてくる。
マドレーヌ現象の桜版。昔のことを考えていた。
そのまま花びらが落ちないように買物をするのはむずかしい。
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