患者の死を予知する猫、オスカー君
アメリカ、ロードアイランド州プロビデンスの養護・リハビリセンターで飼われている2歳の猫、オスカー君は、医師や職員から「死の使い」と呼ばれている。
オスカー君は同センターの認知症看護のスタッフによって飼われているが、同センターの老人病専門医デービッド・ドーザ氏が「ニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メデシン」誌で明らかにしたところによると、オスカー君は定期的に患者を「回診」する際、患者をのぞき込んで少し鼻をひくひくさせてにおいをかぎ、そのまま通り過ぎるか、またはその患者のそばで体を丸めて横になる。
オスカー君が体を丸めて横になった患者は必ず亡くなるため、職員は直ちに家族の呼び寄せや牧師の手配を開始するという。ドーザ氏は、3階でオスカー君がとどまらなかった患者で死んだ者はいないと書いている。そのために医師や職員がオスカー君に付けた別名は「死の天使」。ドーザ氏はこのようにして、これまでに25人以上の患者を見送った。
患者にはまだこのことは知られていないとしている。 7月27日

ニュースになったことで患者さんや、その家族からオスカー君が非難されたりしないのか少し心配。時と場所は変わっても未だに猫は不吉だという地域もあり、猫が苦手な人も少なくない。
猫が死を予言するというと不吉な感じに受け取れるけれど、猫が人を見送るというのはなんとなくいい話だと思う。
死期が近いときに近くに猫がいて、そろそろですよって言ってくれるのは、良い終わりの迎え方のような気がする。

コメント

nophoto
フロークス
2008年2月19日23:47

怖いようないいような話ですね。

BOTETO
にもな
2008年2月21日16:45

おまけに、さみしいようなやさしい話ですね。