不都合な真実　不二家　湘南ライナス学園

昨日、アル・ゴア氏(アメリカ元副大統領）の映画「不自然な真実」を見て、つくづく思った。
地球温暖化に危機感を感じた科学者の報告に、心を痛めたゴア氏が起こした環境問題に関する提案に、アメリカのマスコミは事実無根と科学者のデータを否定した。計画性のない森林伐採、自動車の増加などによる二酸化炭素の増加、これは企業から見れば蓋をしてしまいたい話だ。
人は直接関わっていないことには、真実と偽りの見極めをするのがむずかしい。

不二家が賞味期限切れの原料でお菓子を作っていた問題は、内部告発から明るみに出たこと。一歩間違えばもみ消されてしまう話だけど、消費者に問題が起きる前の話だったので良かったと思う。
湘南ライナス学園が2chで中傷されたことで、学園側が書き込んだ人物を被疑者不詳のまま名誉棄損などで県警小田原署に刑事告訴したけれど、これは匿名掲示板ならではのこと。

匿名ということは、私怨などであらぬ事をでっちあげられる反面、自分に危険が及ぶのを避けて世の中に真実を伝えることができるという利点もある。人が何かを伝えようとすることには、多かれ少なかれ必ず理由があるはずだと思う。火のない所に煙は立たない。

何が正しくて何が正しくないかを突き詰めたら、多数決の原理での正しいという言葉の意味まで考えなければならなくなってしまう。
でも自分の中での正しいと思う気持ちは大事にしないとと思う。
危機を叫ぶ人がいたからオゾン層の拡大を減らすことができたんだもの。