一生懸命なんてかっこわるいのに
2日3日と箱根駅伝を見ていた。
オリンピックでさえ、あまり見ないのに箱根駅伝は、毎年見てしまう。
番組の途中で流れていた読売新聞のサイト「ヨリモ」のCMにシンクロした。
「一生懸命だな、この人。一生懸命なんてかっこわるいのに。どうして、そんなに頑張れるの。
頑張らないでよ。キャラじゃないんだそんなの。あやうく頑張りたくなっちゃうじゃないの」
なんだろう。忘れていたことを思い出した気がした。
頑張っても良いことなくて、人の責任を取らされたり、怪我したり、ついてないなあと思うことばかり。
いつの間にか、一生懸命になるなんてかっこわるいと思っていた。
このCMを見ていたら、あやうく頑張りたくなってしまった。
そんなことをボーッと考えていた年の初め。

今年も年の瀬に芝の増上寺で風船を飛ばしてきた。
3000コの風船が0時の知らせとともに、いっせいに空にあがるのだけど、0時前に飛ばされてしまうのものや、途中の木などにひっかかって空までいかない風船もたくさんある。

3000人の願いが空に飛んでいく瞬間は圧巻。
前にいたカップルの男性が女性に何を書いたのか見せてと言っていた。
女性は「ヒミツ」と言って、彼に見えないように願い事を開いていた。
後ろから見えてしまった願い事。
「ことしは カッコイイ 彼ができますように」
すべての人がしあわせになるのはむずかしいね。

見上げたら東京タワーに2007の文字。澄んだ夜に浮かび上がるライトがきれいだなあと思っていたら、近くに月が顔を出していた。
月の光、太陽が照らしている光。言葉も出せずにボーッと見ていた。
そのせいか、1日は1日中寝込んでしまった。

どんな1年が来るのかはわからないけど、来るなら来てみろと思う年の初め。

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