殺人ゾウを射殺・・・インド
インド北東部のアッサム州で住民14人の命を奪ったことから「殺人ゾウ」として恐れられ、住民を震え上がらせてきた巨大ゾウが、17日、アッサム州北部・ベハリにあるお茶の農園で、ハンターらによって射殺された。
このゾウは体高10フィート(約3メートル)で、国際テロ組織アルカイダの指導者ウサマ・ビン・ラディン容疑者にちなんで「ラディン」と呼ばれていた。
同地域では近年、すみかを失ったゾウと人間の対立が激化。互いに犠牲者を出す、深刻な事態に陥っており、ラディンは射殺現場近くの密林地帯に生息し、これまで14人の付近住民を殺したとみられている。
インド北東部ではここ数年、本来のゾウの生息地に人間が入り込み、自然が破壊されたことによって、ゾウが集落などに入り込み、住民に危害を加えるケースが続出。同州だけでここ5年間で、250人以上の人々がゾウによって命を失い、これに怒った村人たちが、268頭ものゾウを殺すという険悪な事態になっていた。

また、ネパール南東部でもこの日までに、少なくとも9人の人々を踏みつぶして殺したゾウが捕獲された。12月18日

動物の生活圏に人間が入るようになり、住処や食べ物を失った動物が人間を襲う。こういうニュースを見ると訳も無く苦しくなる。
自分の住んでいる場所も、かつては動物が住んでいた。その動物も、他の動物などを追いやって住んでいたのだと思う。
居場所を失った動物は他に行く場所が無ければ、生きていくために立ち向かうしか無い。殺されないために人は動物を狩る。
この星で数え切れない動物や植物が淘汰されていった。しかたのないことなのかもしれない。
怒る気持ちはなく、どうしようなく悲しいだけ。

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