たわいのない人生
2006年5月8日
ベッドにはいって読みかけの本を開いて、好きな香りの香を焚いてナイトライトをつけた。
気に入っていたはずの静かな時間なのに本の内容が頭にはいらない。
窓を開けて深呼吸して部屋の空気を入れ換える。さっき焚いた香の残り香が外へ流れていく。
寝つけないまま空が明るくなる。なんか長い時間起きていた気がする。
毎日の生活はそれなりにやっているつもり。
冷蔵庫の中のものを腐らす前に料理するのにも、洗濯物をためずに洗濯をすることにも慣れた。
出かける前には流しや風呂の掃除をして、ベッドをメイクしたあとに植物にも水をあげる癖もついた。
前は見なかったTV番組もときどき見るようになったし、近所に知り合いのいない街にも慣れてきた。
贅沢を言っちゃいけないと言い聞かせても、心の中では何が足りないのか、いつ見失ったのかわかっている。
一度夢見たことを忘れるのはなかなかむずかしいよね。
精一杯に生きてきたはずなのに自分の心に嘘はつけない。
年をとれば古い夢など忘れると言ったのは誰だろう。あとどのくらい年をとればいいのだろうか?たわいのない人生なのに、いったいいつまで考え続けなければいけないのだろうか?
うつろな目をして、すべてを経験してきたようなお年寄りたちの人生はどんなだったのだろう。
気に入っていたはずの静かな時間なのに本の内容が頭にはいらない。
窓を開けて深呼吸して部屋の空気を入れ換える。さっき焚いた香の残り香が外へ流れていく。
寝つけないまま空が明るくなる。なんか長い時間起きていた気がする。
毎日の生活はそれなりにやっているつもり。
冷蔵庫の中のものを腐らす前に料理するのにも、洗濯物をためずに洗濯をすることにも慣れた。
出かける前には流しや風呂の掃除をして、ベッドをメイクしたあとに植物にも水をあげる癖もついた。
前は見なかったTV番組もときどき見るようになったし、近所に知り合いのいない街にも慣れてきた。
贅沢を言っちゃいけないと言い聞かせても、心の中では何が足りないのか、いつ見失ったのかわかっている。
一度夢見たことを忘れるのはなかなかむずかしいよね。
精一杯に生きてきたはずなのに自分の心に嘘はつけない。
年をとれば古い夢など忘れると言ったのは誰だろう。あとどのくらい年をとればいいのだろうか?たわいのない人生なのに、いったいいつまで考え続けなければいけないのだろうか?
うつろな目をして、すべてを経験してきたようなお年寄りたちの人生はどんなだったのだろう。
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