読めないメモ書き

2006年1月7日
読めないメモ書き
年末からはじめた部屋の片付けが、まだ終らない。
部屋が狭いのにごちゃごちゃしているから、宝探しをしているみたいで、懐かしいものが出てきては掃除をストップしてる。
出てきたものの中にイランに行ったときに、知らない子供が手帳に書いてくれたメモが出てきた。
ひったくりに押し倒されて鞄を盗まれた次の日。
人間不信になっているときに、子供らが近づいてきて、市場やモスクを身振り手振りで案内してくれた。

子供らと話しているのを見た添乗員さんは、「昨日あんな目になったのに懲りないんですか?子供だからと言って信用しないでください」と泣き出した。本当に良い添乗員さんだったので心配させて悪いことをしたなと思う。

その子供が帰るときに手帳の切りはしに何かを書いてくれた。
ペルシャ語だと思うけど、読めるはずもないけど優しい文字で見ていると何故かホッとする。
何度だまされたり、嫌な目にあってもいいから、人を信用する気持ちを忘れることのない人間でいたい。

コメント